Photoshopで画像(写真)の色補正のコツは白い部分を白くする!

デザイナーの中でもAdobe Photoshop(以下:フォトショ)は苦手という方は意外と多く聞きます。

確かにAdobe illustrator(以下:イラレ)はよく使うけど、フォトショは色補正くらい。

しかし、中でもフォトショの色補正も苦手という方も珍しくないので、今回はフォトショの画像(写真)の色補正のコツを紹介したいと思います。

色補正の考え方の基礎

自分で撮影した画像は必ず色補正をするのですが、どこをどう処理していいのか分からないという人もいると思います。

色補正の考え方の基礎として4項目から紹介したいと思います。

この4項目は本当に基礎なので必ず覚えておいてください。

①白い部分を白く補正

まずは基本から、色補正する前の画像を見て、明らかにここは白という部分を探してください。

例えば雲の一番明るい部分とか、道路の白線とか。

簡単に言うとその白であろう部分をフォトショで限りなく白に近づけることがフォトショの色補正の第一歩です。

こちらの画像をご覧ください。

コスモスの花と空の写真ですが、どこか赤っぽいと思いませんか。

ここで言う白い部分は雲の一番光っている部分です。

全体的に赤を下げてしまうとせっかくのコスモスの赤が弱くなってしまうので、空だけ選択して色補正したいと思います。

上のメニューから「イメージ」→「色補正」→「色調補正」を選択して、スポイトで背景の空と雲だけを選択してください。

shiftを押しながらクリックすると全体を選択していけます。

許容量はここでは“18”に設定しています。

背景だけを選択したら、上のメニューから「イメージ」→「色補正」→「トーンカーブ」を選択。

チャンネルのレッドを選んで明るくしていきます。

これで完成です。

ためしに白い部分をスポイトで選択して比較してみると、明らかに赤みが弱くなったのが分かります。

②食品は赤く補正

全端的の食品の色補正は赤み掛かったようにすると、美味しく見えます。

デパートやスーパーの食品売りの明かりや装飾が全体的に赤っぽくするのは、その方が良く売れるからなんです。

確かに青い食品とか食欲わきませんね。

③建物は青く補正

食品を赤っぽくすると良く売れるということに似ていますが、建物は全体的に青っぽくすると信頼感や安定感を与える事ができます。

青がよく企業のロゴに使われているのもそのせいです。

④風景は彩度を上げて色鮮やかに

色補正を練習するなら風景が一番簡単なのでおすすめです。

下の写真Beforeの彩度を+50に色補正をしてみました。

RGBで補正したほうが簡単

あなたは色補正をするときのカラー設定はCMYKですか、それともRGBですか。

私の経験上、印刷物で使う画像でもRGBで補正するのがオススメです。

イラレに配置するときはレイヤーを統合してからカラー設定をCMYKにしています。

最近はレイヤーの残ったままのRGBのPSD画像をそのままイラレに配置してしまっていますが、それだとクライアントへ校正するとき、RGBの発色の良いまま校正に進んでしまい、納品後に色が違うとクレームになる事があるので注意してください。

CMYKで色補正する時もありますが、RGBでは逆に難し補正を行います。

とは言ってもM(マゼンダ)だけ少し下げるという単純な色補正がほとんどです。

使用する色調補正

私が普段、画像を色補正するときに使っている機能を紹介したいと思います。

とは言ってもそこまで複雑な色補正をするわけではなく、ごく一般的なことしかしていません。

①トーンカーブ

フォトショにある色補正の機能が全てここでできると言ってもいいのがこのトーンカーブ。

色相・彩度やカラーバランスはトーンカーブを基本に簡単に色補正が出来るようにした機能のひとつなんです。

だからトーンカーブでもカラーバランスを変更できるし、色相・彩度も調節できます。

まあ難しいですけどね。

最初はチャンネルをRGBにして、単純に明るくしたり暗くするだけで大丈夫です。

②カラーバランス

画像の色のバランスが変なときに使う機能で、赤っぽかったり青っぽかったりするときに使います。

諧調のバランスは中間調で大丈夫です。

あんまりいじりすぎると画像が変になってしまうので、カラーレベルはプラスマイナス20~30くらいで調整しましょう。

③自然な彩度

これは単純に彩度を上げたいときに使う機能ですが、+20~30くらいがベストだと思います。

④色相・彩度

③自然な彩度の補足として使うことがほとんどです。

色相は画像自体の色がまったく変わってしまうので、ほぼ使いません。

画像が暗いとき、明度と同じ数字だけ彩度を上げる事があります。

撮影したままの画像は必ずシャープをかける

デジタル一眼レフカメラで撮影した画像って、なんだかぼやけた写真が多いのですが、それはもともとカメラの特徴なんです。

だから必ず色補正をする前に上のメニューから「フィルタ」→「シャープ」→「アンシャープマスク」をかけるようにしましょう。

大きな画像は量を200%、半径を2pixelくらいで設定すると調度よく、小さい画像は量を100%、半径を1pixelにするのがオススメです。

まとめ

ということで今回はPhotoshopでの色補正のコツを私なりに紹介してみました。

基本は白い部分を白くするという単純なことですが、これが色補正の基本です。

AdobeでもPhotoshopでの色補正の方法を紹介しているので良かったらご覧ください。こちらです。

こちらの記事もご覧ください。

Photoshopでミスにつながる注意操作トップ5!予備はとっておこう!

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