昔からAdobe Illustrator(※以下:イラレ)を使っている方は、図形は合体するものと思っていると思います。
もちろん私もその一人でした。
イラレのバージョンが上がるたびに新機能が追加されているのは知っていましたが、特に調べもせず今まで通りに使っていました。
しかし、最近いろいろな新機能が追加されているのを知り、中にはかなり便利な機能もあったんです。
その昨日のひとつが「複合シェイプ」。
いつからこの機能が存在していたのかはわかりませんが、とっても便利だったので紹介したいと思います。
複合シェイプを使うとこんな感じで図形が重なっても全面、背面ではなく同一の位置に配置されるため、合体したように見え、白い矢印を使えば簡単に図形のカタチを整えることができます。
Adobe Illustrator 複合シェイプの使い方
一度覚えてしまえば、ほぼ忘れないほど簡単です。
①図形を作る
今回は空に浮かぶ「雲」を複合シェイプを使って作りたいと思います。
まずは丸い図形をコピペしながら雲の形にしていきます。
あとで微調整が可能なのでここではだいたいで結構です。
②白マドができないように四角ツールで隠す
このまま複合シェイプをすると白マドができてしまうので、四角ツールで雲の中を隠しましょう。
③複合シェイプしたい図形を全て選択
雲の形にするため、丸と四角の図形を全て選択します。
このとき、選択した図形の全面、背面の位置は関係ないので、四角が再背面でも構いません。
④パスファインダーから複合シェイプを作成
図形を全て洗濯した状態で、ウィンドウからパスファインダーを開き、右側にある三本線のタブをクリックして「複合シェイプを作成」を選択してください。
すると下記のようにそれぞれの図形の形を保ちつつ合体したように変わりました。
これで白矢印を使って個々に図形を選択すれば、拡大縮小はもちろん、移動も簡単にできるようになります。
しかしカラーだけは一つの図形を変えると他の図形も色が変わってしまうので注意してください。
まとめ
それでは、まとめにはいりましょう。
今回のポイントは複合シェイプをしたい図形を全て洗濯して、ウィンドウからパスファインダーを選択。
パスファインダーの右の三本線をクリックしタブを開き「複合シェイプを作成」です。
これだけです。
本当に簡単なので修正の可能性も考えると使わない手はないですね。
この方法を応用すればイラレでイラストを描く場合、いろんなアレンジができるからオススメです。