文字をアウトランしなくてもマスクをかける方法があります。
簡単に言うと、文字の塗り色を画像にしたり、グラデーションにしたりをアウトラインをしなくても出来るということです。
学校で習ったかと思いますが、こういう細かい操作ってなかなか教えてもらえなかったり、気づかないものです。
むずかしい操作だと覚えらず、面倒くさくなって忘れてしまう事もあります。
でもこの方法、とっても簡単なんです。
操作が簡単なので私も頻繁に使うし、覚えやすいです。
メモリもそこまで使わないので、データが重くなることがありません。
Adobe illustratorはパスが多いとメモリを多く使い、動作が重くなってしまうこともあります。
データが重くならずに快適に使えるこの方法は、あなたのデザインをワンランクあげてくれるでしょう。
【illustrator】文字をアウトラインしないでマスクをかける方法
まずは完成形から確認していきましょう。
文字がアウトラインしていないのに写真のマスクがかかっている事が分かると思います。
この状態だと文字の言葉やサイズ、フォントも変更できるので、デザイン変更の修正があってもあわてずに対処することができます。
①マスクをかけたい文字を入力
下の画像は英文字になっていますが、日本語や筆文字のような複雑なフォントでも大丈夫です。
②マスクをかけたい写真を配置
次にマスクをかけたい写真を配置します。
「ファイル」から「配置」を選択して、任意に保存されている画像を選択して「配置」をクリックします。
ちなみに私は今回配置する画像はeps画像にしていますが、jpgやpsd、pngでも大丈夫。
③配置した画像をコピー
配置した画像をすぐにコピーします。
コピーした画像はそのまま削除しても構いませんが、私はアートボードの外にとりあえず移動しておいています。
④標準描画から内側描画に変更
文字を選択した状態で、塗と線の下にある描画設定を「標準描画」から「内側描画」に変更します。
⑤文字を選択した状態でペーストを選択
そうすると文字の中に画像がマスクをかけた状態になります。
画像の位置や大きさを調節して、先ほどの「内側描画」から「標準描画」に戻します。
少しだけ文字のまわりにスミ文字がはみ出ているので、塗をなしにしておきます。
⑥再度編集するとき
マスクをかけた画像を変えたい時は、文字を選択してコントロールにあるファイル名の右側にある「マスクを編集」から「オブジェクトを編集」に切り替えて編集してください。
注意点
最後に注意点ですが、この方法で作成した文字にアピアランスが使えません。
アピアランスで線を追加したりフィルタをかけたい場合は、同じ大きさの文字を下に配置して線を付けなければいけないので注意してください。
まとめ
ということで今回はアウトラインをかけないくて文字にマスクをかけられる方法を解説しました。
今回はフォントでしたが、図形ならもともとの色や形を変えなくてもマスクをかけられるので便利です。
詳しくはAdobeのホームページをご覧ください。
動画でもご覧ください。
不明点がありましたらコメントください。