Photoshopの生成拡張AIで写真を簡単に水彩画や油絵にする方法

AdobeのPhotoshopで画像や写真を水彩画や油絵にするとき、今まではフィルターギャラリーを使っていたと思います。

しかし、思い通りの感じにならなかったり、工程やレイヤーが多すぎてなかなかテンプレート化できなかったと思います。

今回ご紹介する方法は、かなり簡単に画像や写真を水彩画や油絵風にすることができます。

簡単だから再現性も高く、アクション設定にも追加することができます。

私も普段の仕事でかなり重宝している方法なのでぜひご覧ください。

今回使用する写真はこちら。

背景を透明にして、PSDで使えるようにしたいと思います。

出典:ぱくたそ

1.写真を切り抜く

写真の切り抜き方は人それぞれだと思います。

ここではツールボックスにある「オブジェクト選択ツール」を使ってみたいと思います。

「オブジェクト選択ツール」を選択したら切り抜きたい被写体にカーソルを合わせると赤くなりますので、そのままクリックしてください。

Screenshot

選択範囲は生成されるので、そのままレイヤーの下にある「レイヤーマスク」をクリックして背景を透明にします。

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2.クイックマスクモードで編集

まずは開いた写真がRGBであること、レイヤーが選択されていることを確認してから、ツールボックスの一番左下にある「クイックマスクモードで編集」をクリックします。

そうすると選択されたレイヤーが赤くなります。

Screenshot

クイックマスクモードを編集をクリックするとレイヤーが赤くなる

2. 編集から塗りつぶしを選択

上のメニューの編集から塗りつぶしを選択。

ショートカットで「Shift」を押しながら「F5」キーを押してもいいです。

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そうすると塗りつぶしダイアログがでるので以下の設定にしてください。

  • 内容:ブラック
  • 描画モード:通常
  • 不透明度:25%

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不透明度の数字は、元の写真の適用度です。

数字が高くすると生成拡張で指定する水彩画や油絵の適用度が高くなり、逆に低くすると写真の適用度が高くなります。

いろいろ試してみましたが、20% 〜30%がいい感じの水彩画や油絵になるので、試しながら使ってみてください。

OKをクリックすると今度は写真全体が薄い赤色になります。

この薄い赤いろは先ほど設定した不透明度の25%です。

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最後にもう一度「クイックマスクモードで編集」をクリックします。

そうするとクイックマスクモードが終了になります。

3.選択範囲を反転

クイックマスクモードで編集」をクリックして終了させると写真全体に選択範囲が表示されます。

この状態で上のメニューの選択範囲から「選択範囲を反転」を選択します。

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エラー表示がでますが、気にせずそのままOKをクリックしてください。

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4.生成塗りつぶしをクリック

写真の下側にいつも表示されている「生成塗りつぶし」をクリックしてください。

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下の形になるので「生成したいものを入力してください。(任意)」のところに「水彩画」と入力して、あとは一番右の生成をクリックしてください。

油絵にしたいときはここに「油絵」と入力してください。

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5.完成

レイヤーに新しく水彩画のレイヤーができたのがわかり、プロパティに3種類の水彩画のバリエーションが

生成されたことがわかります。

どれでもお好きな水彩画をお選びください。

気に入らない場合は何度でも生成することができるので、試してみてください。

Screenshot

元の画像のマスクを選択範囲に変えて、生成された水彩画にマスクを掛けて背景を透明にすることも可能です。

 

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まとめ

最後に動画でご覧ください。

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